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書いちゃいました、短編小説-車道楽の悲哀-

8 オフ会 車道楽の絆

基本的に人見知りが激しい私ですが、M3を所有してから、オフ会なるものにも初めて出席しました。

BMWって、ゴリゴリの走りの人から、私のように見た目重視の緩い感じのヘッポコドライバーまで、ほぼ走り屋オンリーのスバルのSTIのオーナーさんに比べたら、結構幅があるように思います。

みんカラというSNSを通じて、初めて見知らぬ人からオフ会のお誘いがあった時も、駆け抜けないBimmerの私を許容してくれる感じで、BMWって好きです。

ひとりのE92のM3のオーナーさんが、E90/E92という形式のM3のオーナーさんばかりにお声をかけて招集されたM3の集いに参加しました。

ここで知り合ったM3オーナーさんたちも、なかなか個性的でした。まあ、こういうSNSで活動されている方は、皆さん個性的ですが。

社長なのに月々の小遣いが1万5千円の人や、20代の若いオーナーさん、私と同じ世代で空手をされているお酒好きの人などなど。みんな個性的です。

M3って、古い年式だと2014年当時でも400万円くらいで買えたりしましたが、新車の定価は1千万円以上もしたのです。

400万といっても、新車価格は1000万円なので、この車格サイズでこの性能というと、実はちょうどポルシェの911カレラと拮抗するのです。

6年落ちの400万の911の中古車を買うのはちょっと躊躇してしまいますが、M3だとなんだか大丈夫な気がして、買ってしまうのです。

勿論ポルシェのほうが部品代もメンテナンスもM3よりはるかに高いのですが、M3もやはりBMWの中でも特別な存在なので、その後のいろいろな苦難に私は苦しみましたが、このオフ会で知り合った仲間も、大なり小なり苦しんでおられました。もちろん、1-2年でM3を手放した人もいます。

この後のさまざまさ苦難のなかで、この仲間がいろいろ励ましてくれました。

そして、車道楽の仲間の熱い絆を感じました。

ところで、インプレッサSTIで毎日娘を幼稚園に送りに行っていたのですが、M3を購入後は、もちろん三女の卒園までの2年半の間、毎日M3で幼稚園に送りに行っていました。

その幼稚園の園長は、私よりまだ20歳くらい年上でしょうか。それでも、インプレッサのSTIに乗っておられました。

ある日、朝にその園長のインプレッサSTIが横を通るときに、すーと窓ガラスが開いて、

「もう一度STIに乗りませんか?」
と声をかけてくれました。

「はい、乗ります」
と返事をしました。ここでもなんだか、車道楽同士の絆を感じてしまいました。

もう一度STIに乗るといってもM3を維持できなくなったらの話ですが。

M3はモデルチェンジ後は、日本導入モデルはマニュアル車は2ドアクーペ(M4)のみになったので、5人乗りの車以外は奥さんの許可が出ない、私はマニュアル車に乗りたい、この二つをモデルチェンジしたM3/M4では満たすことができないので、次の車両はスバルのインプレッサSTIに戻るという意味です。

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