Ottocast OttoAiBox P3 Liteをいろいろ使い倒して

Ottocast OttoAiBox P3 Liteを使い倒してみた

使い倒してみたと言っても、まだ1週間ですが
私の感想です。

  1. 起動が遅い
    ⇒Andorid起動に30秒、さらにテザリング完了に30-40秒
  2. iPhoneのWiFiテザリングが自動接続しない
    ⇒解決法あり
  3. 2分割画面はアプリが非対応だと使えない
    ⇒解決法あり(マニアック、自己責任でどうぞ)
  4. Spotifyが切れる(落ちる)
    ⇒原因不明
  5. そもそもAndroidAuto/AppleCarPlayではない
    ⇒スマホと連携していないのでアプリ設定が必要
  6. テレビ視聴できない
  7. 電話帳
    ⇒電話帳はアルファベット順
  8. 音質は悪くない
    ⇒音質悪しのAmazonレビューもあり
  9. AiBox⇔AndroidAuto/CarPlay切り替えは若干面倒
    ⇒いったん接続を切って切り替える必要あり

1.起動が遅い

まずAndroidの起動に25-30秒

Wi-Fiのテザリングがつながるのにさらに30秒かかります。
HDD時代のPCの起動と比べれば十分速いですが
エンジンをかけてナビ案内開始までに1分かかれば若干イライラしそうです。

さらに、私の場合iPhoneでテザリングをしているので
そのテザリングが最初自動でつながらなかったので、さらにイライラして起動が遅い印象が増していました。
テザリングを自動接続設定してからは、イライラは若干マシです。

2.iPhoneのWiFiテザリングが自動接続しない

iPhoneのインターネット共有(=テザリング)は自動接続されません。
「インターネット共有への自動接続」を「自動」にしたらよいとか
書いている人がいますがだめです。
iPhoneの場合、解決法があります。
「ショートカットアプリ」の「オートメーション」を使用します。
ここをご参照ください。
https://zutarou.com/archives/10285

3.2分割画面はアプリが非対応だと使えない

AndroidAuto/CarPlayでは現在
分割非対応のアプリも2分割ができます。
これはAppleCarPlaySpotify/moviLink分割画面です。

このようにAppleCarPlayでは
2分割に非対応のアプリ(moviLink)でも
2分割表示できます。

しかし、Ottocast OttoAibox P3 Liteは
画面分割モードに対応していないアプリでは
2分割画面表示ができません。

私の場合、ナビはmoviLinkを使いたいのですがmoviLinkは画面分割モードに対応していません。
解決法としては
「デベロッパーモードで、サイズ変更できないアプリをマルチウインドウでも使用できるようにする」必要があります。
設定方法は先人が詳細に挙げてくれていますので、自己責任でどうぞ。
私も自己責任でやりました(詳細を後日あげる予定です)

◎Spotify/moviLinkの画面(3:7分割)

◎NetFlix/moviLinkの画面(5:5分割)

ところで、この2分割画面で視聴中にエンジンを切る(Ottocastを終了する)と
再起動したとき、右側のアプリのみが一画面で表示されます。
そのため、ナビの案内の場合、ナビアプリは右表示のほうが無難です。

4.Spotifyが切れる(落ちる)

この現象が出たとき最初笑いました。
あきらめモードでしたが、どうもスマホのSpotiryと同時起動すると
この現象が起きるようです。

この現象が起きると、iPhoneのSpotifyを終了しても
収まらないときもあり、再現性がなく不明です。
iPhoneのSpotifyを終了しても
iPhoneのミニプレーヤーでSpotifyが立ち上がって

Pause状態で待機してしまっています。

SpotifyをiPhone内で終了しても、ミニプレーヤー上で
Spotifyが待機してしまっています。

この状態だと、iPhoneのSpotifyが
Spotifyのアカウントに自動ログインしようとして
ログイン中のOttocastのアカウントと拮抗してしまいます。

このミニプレーヤーがどのアプリと繋がってるかは
このミニプレーヤーの一部をタップしてみると
待機しているアプリが立ち上がります。

この不具合は、他の音楽プレーヤーアプリでもあったようです。
なので、iPhoneでアプリを終了しても、ミニプレーヤーで再生し続けている不具合として認識され、修正されていました。
Spotifyでは認識されていないのでしょうか?

いくつかのアプリを試してみると、この現象は
Otocast/Spotify
でしか再現されませんでした。

5.そもそもAndroidAuto/AppleCarPlayではない

そもそもAiBoxはAndroidAuto/CarPlayではありません。
なので、ottocast内の電話アプリもスマホと連携していません。
もちろんスマホから電話帳はダウンロードできますが、同期ではありません。
AndroidAuto/AppleCarPlayでは、スマホの設定がそのまま反映されますが
AiBoxはスマホと同期していないので、スマホの設定が反映はされません。
なので、AiBoxにインストールしたアプリに
一つ一つログイン設定する必要があります。

6.テレビ視聴できない

テレビ視聴は基本的には出来ません。
Androidアプリでビデオオンデマンドタイプであれば視聴可能ですが
これはテレビ放送視聴ではなく、単なるネット配信の視聴です。

7.電話帳がアルファベット順

これは電話帳検索時に結構不便。
しかし現実の使用状況を考えれば、かかってきた電話を
ハンズフリーでとることがほとんどであると考えれば
かかってきた相手の名前が出れば十分と思われます。

8.音質は悪くない

アマゾンのレビューで「音質が非常に悪い」
というのを見かけましたが
「ちょっと何言ってるんだかわかりません」byサンドウィッチマン

アップデートしたら改善するという話もありますが、私の場合
元々このような不具合はありませんでした。

9.AiBox⇔AndroidAuto/CarPlay切り替えが面倒

AiBox⇔AndroidAuto/CarPlay切り替えが若干面倒といえば面倒です。

AiBox→AppleCarPlayに切り替える場合は
自車の場合

1.本体設定から

2.スマートフォン連携

3.Apple CarPlay機器リストへ

ちなみにAiBoxのOSはAndroidですが
私の場合スマホがiPhoneなのでCarPlay経由でAiBoxが接続されているので
AppleCarPlay機器リスト内にAiBoxが表示されます。
AndroidAuto機器リスト内にはAiBoxはリストアップされません。

4.リスト内のiPhoneを選択する

5.AppleCarPlayに切り替わります。

右はmoviLinkです。
分割画面非対応アプリですがCarPlayでは分割表示可能です。

AiBoxに戻すときは、逆の手順です。

 

最後に
有名な方々がネットで
Ottocast OttoAibox P3 Lite
のレビューをされていますが、だいたいこんな感じでしょうか?

  1. Ottocast OttoAibox P3 Liteはコスパ最高っ!
    →ウソ、高すぎる。ROMはともかく、RAMが4GBで実売36000円は高すぎます。この値段を出したら、ライバルメーカーの8GBのRAM機種が買えます。
  2. Liteでもサ~クサク動く
    →ウソ、若干のモッサリ感は否めない。8GBだとどうかを知りたいところです。
  3. WiFiは一度設定すれば2回目から自動接続しま~す
    →一部ウソ。iPhoneでテザリングしているYouTuberさんも自動接続できると言っていたと思いますが、iPhoneでのテザリングでは自動接続しません。解決方法はあります。
  4. 2画面に対応していま~す
    →半分以上ウソです。ナビアプリで2画面に対応しているのは
    AppleのMAPGoogleMapWaze
    です。動画内で皆さんサクッとナビと他のアプリを選択して
    2画面をデモしていますが、YouTuberさんは誰もmoviLinkを使わないのでしょうね。

最後に
いろいろ文句を言いましたが

  • iPhoneのテザリングをオートメーションで自動接続するように設定
  • デベロッパーモードで、アクティビティをサイズ変更可能にする
をすれば、かなり使えるようになりました。
あとは
車に入れっぱなし
接続しっぱなし
で日本の夏を越せるか検証してみます。

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ー終わりー