ノーモア・コストアップ!①
カーグラフィックにこんな記事がありました。
私はずっと疑問に思っていた流れでした。
安全を最優先事項とするのは当たり前のことだが
とにかくいろんな機能を付けさせて安全の担保義務をメーカーに課す
という流れに、疑問というか怒りさえ覚えていました。
安全を最優先事項とするのは当たり前のことだが
とにかくいろんな機能を付けさせて安全の担保義務をメーカーに課す
という流れに、疑問というか怒りさえ覚えていました。
わかりにくいので表にしました。
公布・施行 | 新型車適応 | 継続生産者 | |
オートライト | 2016年 | 2020年4月 | 2021年10月 |
自動ブレーキ | 2020年11月 | 2021年11月 | 2025年12月 |
バックカメラ | 2021年6月 | 2022年5月 | 2024年11月 |
オートレベリング | 2024年9月 | 2027年9月 | 2030年9月 |
こんな感じです。
とくに怒りを強く感じたのが、2019年4月19日の池袋の暴走事件です。
旧通産省工業技術院の飯塚幸三元院長の起こした事件です。
そもそも、職業は「無職」ですね。
被告は最後まで車輛の欠陥(故障とは言わず欠陥と呼んでいた)が原因と主張していましたが、これをきっかけに自動ブレーキが義務化され、日本中の車両への装着が義務付けられたと報道されていました。
でも、少し調べると
- 2019年4月19日 池袋の暴走事件
- 2019年4月23日 衝突被害軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)の認定制度を国土交通省が発表
- 2020年11月、公布・施行
なるほど、あの老人の暴走がなくても、もうすでに自動ブレーキの義務化の方向に向かっていたのかもしれません。
ただ、あの老人の暴走と、事故のあと謝罪もせず、みずからの過失を認めずに不合理な弁解を続けたことは、自動ブレーキ義務化の後押しをしたのは確実でしょう。
ー②に続くー