騒音規制のフェーズ3は令和6年7月に導入予定だったんじゃねーのか?
どうなったんだよ、環境省!
スポーツカーをドンドン生産中止に追いやりやがって!
スポーツカー好き、車好きをなめんなよ
出典元:NISSAN
ちょっと過激な発言をしてしまいましたが、
騒音規制の件は、いったいどうなってるんでしょうね~
今回のブログはあまりにも長いので、要約します
【Abstract】
2020年の自動車単体騒音専門委員会の報告では、騒音規制フェーズ3は、タイヤ自体が発する騒音によって、動力が発する騒音が少ない電気自動車でも達成が困難である。そのためR117-02 騒音要件適合タイヤの市場への早期導入や代替を促す必要がある。
【関西弁翻訳】
騒音規制のフェーズ3は、エンジンの音やのーてタイヤの音だけでもめっちゃうるさいからクリやでけへんねん。
そやからタイヤだけの騒音規制を作ってそっちに期待しようぜ~
そんな感じです。
ではまじめに書きます。
とにかくくどいので、読み飛ばしてもらっても結構です。
四輪車走行騒音規制の見直しについて
(2020年10月の第20回自動車単体騒音専門委員会)
第四次報告内容案
- これまでに行ってきた業界団体へのヒアリング結果として、業界の規制対応への技術的な進捗を確認することができ、フェーズ3規制値への対応の技術的見通しが立った旨報告された。また、環境省請負調査の結果からフェーズ3の規制値を導入することによる騒音低減効果が見込まれることから、フェーズ3の規制値と調和する方向で導入を進める。•
- 適用時期については、 2年間のリードタイムを考慮しつつ基準調和の観点からR5103に規定されたフェーズ3の適用時期と同時期とし、カテゴリーN2、N3及びM3以外の車両型式については令和6年(2024年)、カテゴリーN2、N3及びM3の車両型式については令和8年(2026年)とする。
この2020年の有識者会議的なもの以降、まともな議事録が出てきません。
いろいろ探すと、やっとこれが出てきました。
(2022年6月23日、中央環境審議会会長から環境大臣に対しての答申)
- 四輪車の次期加速走行騒音許容限度目標値及び適用時期について
四輪車騒音の国際基準であるUN Regulation №51 03 Seriesに規定されたフェーズ3の規制値と調和し。M1カテゴリー、M2カテゴリー又はN1カテゴリーに該当する車両にあっては2024年、M3カテゴリー、N2カテゴリー又はN3カテゴリーに該当する車両にあっては2026年から適用を開始する。 - R117-02 に適合するタイヤの市場への早期導入、代替促進策について
タイヤ業界と連携して、タイヤの国際基準であるUN Regulation №117 02 Series(以下「R117-02」という)騒音要件適合タイヤの情報をホームページ等に掲載することにより、R117-02 騒音要件適合タイヤの市場への早期導入や代替を促し、また、タイヤ業界の自主的な取組として、R117-02騒音要件適合タイヤの表示制度の導入を進めることとし、2023年から開始する。 - 今後の検討課題について
四輪車走行騒音規制の見直し、二輪車走行騒音規制の見直し、マフラー性能等確認制度の見直し、タイヤ騒音規制の今後の検討課題について検討する。
なんだ?R117-02って
調べてみると
低車外音タイヤの基準について
「低車外音タイヤ」の基準とは、UNECEの「UN R117-02」に定めるタイヤの車外騒音基準値のことで、各タイヤカテゴリーについて以下の通り規定されています。
乗用車用タイヤ
断面幅の呼び 規制値dB (A) 185以下 70 185超245以下 71 245超275以下 72 275超 74 引用元:
マジですか?そもそも275の扁平タイヤを履いたら74dBまでを許容する?
いろんな報告を見ると
- 騒音規制フェーズ3はエンジン音がほとんど出ないEVでもタイヤ騒音のみでも技術的に達成困難
- 騒音規制フェーズ3達成のためにはR117-02に適合するタイヤの市場導入が必要
- 低車外音タイヤの基準のR-117-02をもってしても騒音規制フェーズ3は達成困難
ということなのかな?
シビックタイプRは265/30 19インチのタイヤを履いています。
私の理解からするとタイヤの新基準で275超だったら74dBまでOKということ?
そうすると・・・・
- 騒音規制、めっちゃ厳しいから無理ゲー。
- そやから、R117-02クリアしたら許したったらどうや
- えっ、R117-02やったらシビックタイプRは265やから、72dBクリアしたら良いんか?
- もう1dB落とせるかな~、無理っぽいな
- う~ん、無理くり275履いて74dBでクリアしちゃう?
なんかよくわかりません。
ー終わりー