スマホの無料ナビアプリ

Android Auto、Apple Car Playに対応している主要ナビゲーションアプリを比較してみました。

マップ、Google Map、Yahoo!カーナビ、カーナビタイム、COCCHiですが・・・

  マップ Google Map Yahoo!カーナビ カーナビタイム COCCHi
 提供元 apple Google Yahoo! ナビタイムジャパン パイオニア
 アイコン          
Apple Car Play 
(有料)

(有料)
Android Auto
(有料)

(有料)
料金 無料 無料 無料 有料 有料

ナビタイムとCOCCHiはApple CarPlayで使おうとすると、こうなります。
ナビタイム

COCCHi

ところで、2003年にカロッツェリア(パイオニア)ブランドのナビの地図データにおいて、ゼンリンの地図データが不正に使用されているとして、12億6,000万円の損害賠償を求めて訴訟を起こされていました。
カロッツェリア(パイオニア)ブランドのカーナビ用地図は、インクリメントP(IPC)が手掛けており、IPCに対しての提訴でした。
ゼンリンの訴えによって、地図データの不正使用の容疑を突きつけられたインクリメントP(IPC)は、最終的には和解しました。
そのIPCは、2022年1月にジオテクノロジーズ株式会社へと社名を変更し、MapFanなどを開発販売しています。
パイオニアの地図データは現在もジオテクノロジーが手掛けています。
日本でデジタル地図データを手掛けているのは、ゼンリン、インクリメント(パイオニアの子会社)、昭文社、トヨタマップマスターの4社です。

話を戻すと
AppleCarPlay、AndroidAutoに対応していないと、車のディスプレーオーディオにナビを映せないので、スマホの画面でナビを見る形になるので、今回は有料の二つは比較の対象から除外しました。

なので、今回はこの3つを試してみることにしました。

  マップ Google Map Yahoo!カーナビ
 提供元 apple Google Yahoo!
 アイコン
Apple Car Play 
Android Auto
料金 無料 無料 無料

ところで、
一般的なカーナビゲーション(カーナビ)の自車位置は

  1. GPSによる3点計測
  2. マップマッチング
  3. ジャイロ
  4. 車速(パルス)信号

により精度を出すようです。

つまり
①GPSでまず自分の位置を特定
3つ以上の衛星から自分までの距離で、自分の位置が2次元で規定できる

②マップマッチング
①で得た自車の位置を地図にプロットするが、道路から外れた位置にあれば
近くに道路上に位置を修正する。
③ジャイロにより方向の変化④車速パルスによる距離の変化
ジャイロによって車の向いている方向の変化と車速パルスによって距離の変化を割り出し、トンネル内や山間部で信号が拾えない場合の自車の位置の移動を計測して地図上に反映する
によって精度を上げます。
スマホの場合、この④車速パルスを車両から取りだせないので、位置の変化量の情報が得られないんです。

しか~し

AppleCarPlay外付けのGPS車速パルス
に対応しているらしいです。
まじか?どういう理屈なんだ?

でも、ディスプレーオーディオ自身やアプリ自体が車速パルスに対応していないとダメなようです。

まず、この3つのアプリをスマホで立ち上げて、スマホをクルクルと方向を変えると
地図上の印が方向(向き)をかえます。
つまり、スマホのジャイロ(Gセンサー)と連動しています。
当然ですね。

AppleのMAPを立ち上げて、スマホをくるくると回してみると、このように自分(スマホ)の向いている方向が変わります。

きちんとスマホのアプリはスマホのGセンサーと連動しています。
そして、車のAppleCarPlay上でMAPを起動させてみると
車の方向の変化には反応していないようです。
他の2つのアプリもそのような挙動です。
また、確証はないですが、挙動を見ていると、なんとなく車速パルスも拾っていないようです。
なので、AppleCarPlay上では
Apple MapGoogle MapYahoo!カーナビ
は、GPSでの位置情報+マップマッチングのみで作動しているような印象です。
今後、もう少し詳しく検証出来たら、ご報告します。