COPは気候変動問題の「国際会議」
1970年代以降、森林の破壊や砂漠化、温室効果ガスによる地球温暖化など、人類の活動による地球環境への悪影響を問題視する声が世界中で高まりました。
地球温暖化や気候変動に対して、世界が一致団結して取り組む必要がある――。そんな認識から、1992年に国連で気候変動枠組条約(UNFCCC)が採択され、1994年に発効します。これに基づいて、1995年からほぼ毎年開かれているのが「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」です。
ちなみに、COPとは「Conference of the Parties」。すなわち「締約国の会議」の略で、国際条約を結んだ国々が参加する会議を指す言葉です。
地球温暖化の進み具合は、温室効果ガスの排出量にほぼ比例すると考えられています。そのため、地球温暖化やそれによる気候変動を食い止めるためには、温室効果ガスの排出をいかに減らしていくかがポイントとなります。
COPは、「大気中の温室効果ガスの濃度を安定化すること」を究極の目標として、そのために必要となる国際的な取り決めを行う国際会議なのです。
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